『私事ですが、3月に結婚することになりました。』と最近お伺いしたお客様にご報告させていただきました。
『おめでとうございます』というお祝いの言葉をいただいたと同時に『まだ辞めませんよね?』と質問されました。『引き続き、頑張ります。』と答えたところ、『そう、それなら良かった。』という言葉をいただきました。
私たちの仕事は、試算表や決算書、申告書などを作成する仕事です。主に数字を扱う仕事ですが、その数字の中身はお客様が一生懸命働いた証の蓄積であり、とても責任の重い仕事だと思っています。
そのため、楽しい話ばかりではなく、時には言いにくいことや聞きにくい話しもしなければなりません。そんな時は言い方に気をつけたりして、誤解を招かないよう配慮することも重要な仕事です。
訪問させていただいたり、電話やメールでのやり取りをする中で、業務的なお話以外にも、昔のことや近況のことなどプライベートな話を聞かせていただくことが、私にとってはとても楽しい時間となっていました。 しかし、お客さまにとってはどうなのだろうか?というのが常々頭にあることでした。
今回の結婚の報告をさせていただいた時に、お客様にとっては何の気もない会話だったかもしれませんし、気を使って言って下さった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私にとっては、お客様が私を必要として下さっていると思えたので、大袈裟かもしれませんが、この仕事をしていて本当に良かったと思えるぐらい嬉しいお言葉でした。
些細な言葉が、相手にとって大きな影響力を与えることもあるのだと、今回身を持って感じることができました。
by 村上