月曜日, 7月 28, 2008

『雨合羽』

 レインコートを買いました。
 6月1日から傘差し運転に5万円以下の罰金が科されることとなり、自転車で出勤している私にとっては必需品となりました。
 さっそく6月2日から雨が降り、梅雨にも入り1週間大活躍したのですが、まだ、周りでレインコートを着ている人が少なかったので、少し恥ずかしい気もしました。
 しかし、狭い道などお互いに傘を差している自転車同士がすれ違うのはとても危険なので、私にとってはいい機会となりました。

 自転車で通い始めてから1年ぐらい経ちます。
 暑い季節のときはダイエットと自分に言い聞かせながら、約30分という通勤時間を乗り切ります。 問題は寒い季節のときです。
 体力には自信のある私なのですが、寒いのは苦手なため、この季節はだるまのように厚着をして完全防具で挑みます。
 冬の雨の中の傘差し運転は、晴れの日のように寒いだけで済みません。
 傘を差しながら片手での運転は、滑る可能性が高いので冬の必需品である手袋が使えず、その素手は、雨で濡れた後風に吹かれ、体の寒さに手の痛さまで加わり、更に危険度も増します。
 こういった状況から冬は、雨の日になるといつも気持ちまで淀んでしまいます。
  しかし、今年はレインコートというアイテムを手に入れましたので、冬の寒さにも立ち向かっていけそうな気がして、今から待ち遠しくなりました。

 レインコート入手により、いつもより通勤が楽しくなったように感じたのは、とても不便を感じていたからかもしれません。
 不便なものが少し便利になるとすごく便利になったと感じますが、本はといえば、自転車に乗っていること自体がとても便利なことなのに、初めからある便利さは当たり前のように感じてしまっていました。
 今、普通に過ごしているものも誰かが便利にしてくれたもので、もっとありがたいと思うべきものがたくさんあるのかなと感じました。

by村上