月曜日, 4月 28, 2008

航空料金

私は旅行が好きで、長い休みがあれば必ず旅行に行っています。
しかし、旅行に行く度に頭を悩ますのが航空料金の高さです。飛行機を利用すると、旅行代金の半額近くを航空料金が占めてしまいますので宿泊代や食事代を節約をせざるを得ません。

先日、某番組でLCC=ローコストキャリアと呼ばれる格安エアラインの特集をしていました。番組は「バンコク=クアラルンプール1,500円」
「シンガポール=ホーチミン260円」という破格の値段の紹介から始まりました。私はそれを観た時、思わず笑いがこみ上げてきました。
それもそのはず、日本では国内線でも2万円、3万円は当たり前で、株主優待券や早期予約割引を利用したとしても数百円で飛行機に乗ることなど
到底無理だからです。しかし、番組を観ているとどうも大げさなものではなく実際に海外では格安航空会社は存在することに、非常に驚かされました。
これは機内食やテレビや毛布などをオプション制にしたり、指定席を自由席にすることで座席誘導員を削減する等の徹底したコスト削減により実現しているとのことでした。

そうはいうもののこれぐらいのコスト削減だけで、経営が成り立つことに納得ができず格安航空会社について調べてみました。
飛行機は満席になっても空席ばかりであっても、コストはほとんど変わらないため、航空会社にとっては空席が一番儲けにならないようです。
そのため航空料金を安く設定しても搭乗さえしてもらえば、機内食や機内販売等のオプション料金により収益を上げることができるのです。
その他にも単一の機種に統一することで、購入コストを抑えることができ、さらに乗員の訓練コストやメンテナンスコストを抑えることができるようです。

格安料金のからくりを知ってしまった後だから言えることかもしれませんが、成る程と思う反面、業種は違いますがどこかで聞いたことのある経営手法ばかりのように感じました。
石田会計でも、まだまだ改善していかなければならないことが多くありますので、お客様により良いサービスが提供できますよう経営改善に努めていきたいと思います。

by 荻巣