火曜日, 2月 22, 2011

「経済効果」

完成すると日本一の建物、世界一の電波塔(旧国名の武蔵(ムサシ)にちなんで634m)といわれる「東京スカイツリー」ですが、メディアでの紹介が増え、建設現場も観光人気が高いようです。

スカイツリー経済効果の試算は年々上昇し、最近では年間800億以上といわれています。
開業一年では、ツリーだけで550万人、スカイツリータウン(周辺商業施設の名称で開発エリアの37,000㎡)集客は2~3000万人見込んでいるそうです。

数字にピンとこないので、どれほどのものなのか比較になりそうな統計を調べてみました。
東京タワーの年間入場者は270万人なので約2倍の想定、2~3000万人というとディズニーリゾートの年間入場者レベルです。
ちなみに名古屋市の人口は225万、東山動植物園の年間入場者数も230万なので、市民全員が動植物園に年一回足を運んでいる計算になります。

イメージのわく統計と比較しても、かなり強気な(?)予想が立てられているのに驚きましたが、明るい話題に嬉しくなります。
私も完成を楽しみにしている一人で、開業してから行く予定でしたが、テレビの特集をみて、今しか見られない建設中現場も見に行きたくなりました。

オリンピックやワールドカップなど、大きなイベントの誘致や、野球球団の優勝などでよく耳にする「経済効果」ですが、改めて意味を調べてみました。
「モノやサービスを提供した結果、どれほどお金が動いたか、影響する範囲の金額をあらわしたもの」というあいまいな定義でした。
企業が行動を起こすときの目標として掲げられることが多いのですが、硬い言葉の印象を受ける割に、◎◎総合研究所などシンクタンクにより数字がまちまちですし、金額が大きいのでピンとこないですよね。
景気、季節など不可抗力な要素を加味するので数字の変動は避けられませんが、集客努力が大きなポイントです。旅行会社ではスカイツリー観光を盛り込んだ温泉ツアーなど外国人向けの商戦が始まっているそうです。

スカイツリーは経済効果予想通り、勝ち組観光スポットとなるよう、足を運んで盛り上げていきたいですね。

by古橋