火曜日, 2月 08, 2011

「横断歩道、赤信号でも渡りますか?」

 見通しの良い道路の横断歩道、車は来ていないことを確認しました。ただし信号は赤です。みなさんは青になるまで待ちますか?渡りますか?
 ルール上、「赤信号は止まれ」なので待つのが当然ですが、明らかに車が来ないのに…と思うと待つことにわずらわしさを感じてしまう時もあると思います。でも、先日こんなことがありました。

 会社からの帰り道、ぼんやり赤信号を待っていると、さっと渡っていく一人の方がいました。またそのすぐ後、信号が変わる前に二人の方が歩いてきました。車が近づいてものんびり歩いていたので、危ないなと思い目を上げてみると、盲人用の杖を持っていたことからどうやら二人とも目の不自由な方であるようでした。青信号の時に音楽が流れるような横断歩道ではなかったので、先に歩いて行った方の気配と音とで青信号と判断し、渡ってしまったのだと思います。

 私自身、ぼーっとしていると渡り始めた人につられて歩き出す、ということがあります。青信号ならなんの問題もないのですが、途中で赤信号を渡っていることに気づいてびっくりしたことも今まで何度かありました。

 赤信号を渡る方は、“自分は自己責任の上で渡っているのだから良いじゃないか”という考えなのだろうと思います。でも、私はこれらのことで、自分の行動は自分で気づいている以上に意外と周りに影響を与えているのかもしれないと感じました。
 今までは、“赤信号だけど車が来ないし渡りたいな”と思うこともありましたが、これからはすっきりした気持ちで待てる気がします。

by 松浦