木曜日, 10月 27, 2005

人事評価とモチベーション

今回は私の体験をもとに従業員の心についてお話しようと思います。
私は以前、住宅販売施工会社で営業をしておりました。当然に月のノルマもあり非常に厳しい世界でした。
そんななか、私は両極端な2人の上司のもとに配属されました。
まず一人目(以下A氏)は自分のノルマを死守するために部下はほったらかしの上司。
2人目(以下B氏)は自分のことよりも部下全員の受注を優先し手厚く部下を支援してくれる上司でした。
店単位での売り上げはB氏のときのほうがA氏のときに比べ断然よくなりました。しかしB氏は、自らの受注があがっていないということから、常に役員の方から怒られていました。一方、A氏については管理職をしながら自らの受注もあげてくるとして高い評価を受けていました。
全社利益としてはB氏のほうがあげているのに、評価が逆転してしまうというおかしな会社でした。
私はB氏をこよなく尊敬していましたので(今でも私の中の理想の上司像です)自分が成績をあげることによって少しでもB氏の評価UPにつながればと思い、教えて頂いたノウハウをもとに受注活動に必死に取り組んだ覚えがあります。
その気持ちは他のメンバーも同様で、その結果店の売上げを以前の約1.5倍にまであげることができました。
結局なにがいいたいかというと、従業員(部下)は気持ちひとつで働きがかわるということです。従業員のやる気をうまく引き出すのも上司(社長)の勤めなのかと思います。
あと、従業員はまちがった人事評価についてすぐに気がつくものだと思います。非常に難しい部分かとは思いますが、今一度、評価方法におかしな部分はないかを見直してみるのもよいかと思います。

追伸 最近B氏が営業所の所長になったといううわさを聞いてちょっとうれしい今日この頃です。
by 浦井