木曜日, 9月 01, 2005

郵政選挙!

 郵政民営化だけに焦点が当たっている今回の衆議院選挙。

 しかし、サラリーマンの立場から見てみると郵便局の問題よりも、
今年の前半に政府税調がまとめた所得税の”大増税”報告書のほうが
もっと大事な事ではないかと思います。

・給与所得控除の見直し
・退職金への課税強化
・住民税の最低税率の引き上げ
・配偶者控除の見直し

 昨年、配偶者特別控除と老年者控除が廃止され、年金への課税が
強化されたところだというのに、取りやすいところからは
絞れるだけ搾り取ってやろうという政府の考え方が見て取れます。
また、所得税だけでなく、消費税もこの数年内に増税されるでしょう。

 株や不動産取引の税率が下がったり、相続税・贈与税の最高税率が
引き下げられたりと、お金持ちが優遇されてきているのとは正反対です。
増税ありきの”構造改革”ではなく、まず”歳出改革”を行ってからの
税制論議を、政治家の方たちには行っていただきたいものですね。

 また、増税される私たちのほうも対策を考えていかないといけません。
特に経営者への影響が大きい退職金課税の強化に対しては、
今のうちに手を打っておいたほうが良いかもしれません。
経営者の代替わりなど、数年中に退職金の支給を考えておられる
ことがありましたら、一度担当者までご相談下さい。

P.S. 私たち国民の意見を少しでも国会に届けることが
 出来るのは選挙しかありません。
「どうせ無駄だ」とは思わずに、是非9月11日は投票にお出かけください。

by 小林 雄気