月曜日, 5月 30, 2011

コヴァチツァ村の人に学ぶ

先日、テレビで海外へのホームステイに関する特集番組で、セルビア共和国にあるコヴァチツァ村が取り上げられており、興味深く見ました。この国は複雑な分離統合の歴史を経て、2006年に建国された新しい国ですが、郊外の村にはいまだに昔ながらの生活習慣が色濃く残っています。広大な農地で野菜やとうもろこしを育て、牛・豚・鶏などの家畜を飼い、自給自足の生活を営んでいました。

「絵にしたくなるような生活」と紹介があったように、普段着の民族衣装は色彩も鮮やかで、農作業にもかわいらしい作業着に着替えて馬車に乗って出掛けたりと、日々の作業や労働を楽しみながら暮らしているのがはっきりと分かりました。
「感謝」という言葉が様々な場面で使われており、うれしいからという理由で何度か涙を流していたのがとても印象的でした。
テレビで見る限りでは、日本に住む私のほうが明らかに便利で進んだ生活をしているにもかかわらず、なぜかコヴァチツァ村の生活が羨ましく感じられました。それはたぶん、私自身が今の便利な生活に慣れてしまっているからかもしれません。

そういえば、もともと海に囲まれた田舎で育った私は、「こんな素敵なところで暮らしているなんて羨ましい。」と言われても、その時はそれほどに思わなかったことをふと思い出しました。その時の私にとっては、それが日常であり、当たり前のことだったのですが・・・。今となっては、逆に田舎の生活に憧れるようになり、わたしもどうやら“都会人”の仲間入りのようです。

 隣の芝生は青く見えるものですが、他と比べる前に良いところを見つける工夫や努力をしなければ・・・と、きれいな農村風景の幸せそうな生活を見ながら、色々な意味で考えさせられる番組でした。

by 板谷

木曜日, 5月 26, 2011

水たまり

 家の前の側道は水はけが悪く、雨が降ると3×1メートルぐらいの水たまりが2、3日続きます。車の乗り降りの時も靴が濡れたり、歩く時も大周りをしたり、私は少し困っていて、いつか水はけを良くしてやろうと思っていました。
 そんなある雨上がりの晴れた昼時に、天気も良く、少し暑いくらいなのに、その水たまりだけ晴れを否定しているように見えて、水はけを良くすることを本気で考え始めました。

 その時、一羽の雀が降りてきて水浴びを始めました。私は雀に悟られないよう、静かに見守りました。すると二羽三羽と雀が降りてきて、次から次へと気持ち良さそうに水を浴びて、飛んで行きました。雀がパシャっとするたび、水たまりの水が太陽の光でキラキラと光り輝き、雨が上がった嬉しさを雀が語っているようで、私はスローモーションのようなその光景に見とれていました。

 その光景を見て、子供の頃、冬になるとよくこの水たまりが凍って、ミニスケートをして遊んでいたことを思い出しました。近所にはこんなに大きく凍る水たまりはなかったので、冬になると家の前に子供が集まるのが誇らしかったことを、懐かしく思いました。

 水はけを良くしていたら、少しの利便性を手に入れる代償に、あの素敵な光景と思い出を失うところでした。
 自分にとって不要なものでも他にとっては必要であったり、時の経過により必要だったものを疎ましく感じたりというのは、よくある話かもしれません。何か改善をしようとするとき、スピードも大切ですが、それは本当に改善であるか、自分勝手なものではないか、一度立ち止まってじっくり考えるみることも大切なことだと思いました。
 水はけを良くするプロジェクトは、危険がない限り中止することにしました。(笑)

by 村上

火曜日, 5月 24, 2011

舞台鑑賞

 以前から興味のあった「劇団四季」のミュージカルに職場の同僚と行ってきました。

 舞台を観るということ自体、私にはほぼ初めての体験であり、
生の観劇ならではの会場の一体感に興奮しつつ、
テレビや映画といった「映像」を鑑賞するものとの違いを知ることができました。

 場面の切り取り方、見るポイントが製作サイドによってある程度作られた映画やテレビと違い、
舞台は観客それぞれが自分なりの注目の仕方やポイントを絞って観られることが、
大きな差であると感じます。
自分なりの楽しみ方の幅があるという点では、本と漫画の違いに似ているのかもしれません。
想像力を駆使して楽しむ本と、絵により具体的な指示があり受身な刺激の漫画を比較した時、
同じストーリーでも感じることは異なるというのは、多くの方が実感していることかと思います。
日常生活においても、場面の切り取り方やどの人に感情移入するするかを意識的に変えてみれば、
いつもと全く違った世界が広がってくるかもしれません。

 会場にはミュージカルを楽しむ子ども達も多くみられ、
こういった自分なりの感動を得られるものを、小さな頃から親しむ習慣があるのは素敵だなと、
大人になってから観劇デビューした私は少し羨ましく思いました。

by 加藤

金曜日, 5月 20, 2011

現金の管理をなくす

現金の管理や経理処理に時間がかかっていませんか?

担当者の方にとっては、時間のかかる面倒な仕事という印象が強いのではないでしょうか。
実際、生産的な仕事ではないので、できればない方がよい業務という位置づけになると思います。
また、扱う金額が多額な場合には、横領等の不正を誘発する要因ともなりますので、経営者においても気になる存在です。
そこで、このやっかいな業務を減らす(できれば、なくす)方法をご紹介したいと思います。

<現金業務を減らす方法>
①従業員の経費精算を振込にする。
経費の立替精算をその都度現金で行っている会社は多いと思います。
これを例えば月1回締め日を設定して給与とともに振り込むようにすると、手数料も余分にかからず、精算作業も月1回にまとめることができるのでその点でも効果的です。
もし、多額の立替が発生する時は、あらかじめ給与振込時に仮払いしておけば良いと思います。

②現金で支払いをしているものは振込や引落に変更する。
現金集金の業者が来る度に、金庫を開けて支払い対応をするのは面倒だと思いますが、実際には銀行振り込みや口座引落しに変更できるものがほとんどだと思います。
もしダメな場合は、小切手払いにすると良いと思います。

③必要に応じてクレジットカードを利用する。
面倒な精算作業がなくなりますので、多額の立替が発生する可能性の高い役員の方におすすめです。
ただし、カード利用控えは原則保管が必要です。

上記のように変更することで、売上等の現金回収がない会社であれば、試算表の「現金」勘定をなくすことができます。現金取引がなくなれば、会社の経理の透明性も高まるでしょう。実際、会計事務所がチェックする上でも、現金取引が少ない方が安心できます。
また、現金回収がある会社でも入金管理だけになれば、随分手間が減るのではないでしょうか。
「現金」の特に出金部分をなくすことで、時間(人件費)の節約と不正等のリスクを減らすことができます。
従業員の同意を得られれば、特にコストも発生しない方法ですので、おすすめいたします。

by 加古宗利

月曜日, 5月 16, 2011

がんばろう日本

 被災地の復興を願うと同時に、自社事業活動への影響をご心配されている方が多くお見えになると思います。
取引先の被災により部品調達が不可能になった場合、運搬ルートが確保できず納品ができなくなった場合などケースは様々です。
 被災地限定ではない、比較的対象が多いと思われる厚生労働省の助成金をご紹介したいと思います。

 リーマンショックを機に利用が大幅にアップした「雇用調整助成金」も昨年末の円高対策要件緩和に続き、今回の震災では特例が創設されました
 
通常は直近3ヶ月の売上等を考慮するのですが、災害救助法適用地域(現在宮城県含む9県が指定)との取引が一定規模以上(売上又は仕入など1/3以上が目安)の場合、直近1ヶ月での判断となります。
 申請に要する期間が2ヶ月短くなった分、タイムラグが少なく人件費が調整できます。
 ただし、仕入製品製造は宮城県だが、仕入仲介業者は愛知県の場合は、間接的な影響とみなされ、従来通り直近3ヶ月での判定になる可能性が高いようです。

そもそも、「雇用調整助成金」は解雇防止を支援する助成金です。
受給要件の一つとして、使用者都合の休業に対し、休業手当を適法に支払うことが条件です。
 本来、労働法で天災事変等の不可抗力の場合は、使用者都合に当たらないので、法的に休業手当の支払義務はありません(無給でよい)。計画停電も同様に取り扱う通達が出ています。
  ちなみに、愛知労働局によると、県内では震災の直接被害がないため、休業手当の支払義務がないと判断されるケース(不可抗力)は無いのでは・・・との見解だそうです。
 
 震災被災者雇用に対する助成金も拡充予定です。
障害者等の雇用支援である「特定求職者雇用開発助成金」の対象が、宮城他9県の震災被災者にも適用予定です。
現状、詳細検討中だそうですが、ハローワークからのお願いとして、面接旅費、社宅、転居資金などできるだけ配慮してほしいとのことです。

一部の紹介ではありますが、自社の従業員の雇用・生活を守ることや被災者雇用に対し、助成金が拡充しております。
会計事務所としても情報収集に努めておりますが、気になる事があればご相談いただければと思います。

by 古橋

「私も・・・伊達マスク?」

 私は花粉症なのですが、飛散量が異常に増えた今シーズンは薬を飲むだけでは対応できず、マスクをつけることが多くなりました。

 以前はマスクをつけるのがかっこ悪いような気がしていましたが、花粉症対策にはもちろんのこと、まだ寒かった時期には防寒効果、乾燥対策にもなり、なかなか良いものだなあと、手放せなくなりました。

 なかなかの快適さを感じていたところ、新聞の特集記事の中で、伊達マスクという言葉があるのを知りました。
 風邪でも花粉症でもないのに、年中マスクを手放せない、素顔を隠すためにつけるマスクをいうのだそうです。若者について取り上げた特集であったのですが、私もそうです、と大人からも反響も大きかったようです。

 どうやら、自信のない自分を隠したい、近所で気づかれたくない、怒られても聞き流せる?と、自分を守る鎧のような効果を感じているようです。

 実は私もマスクでなんとなく安心感を感じていました。深層心理では私も目立ちたくない(普段から特に目立っているわけではないですが・・・)等内向きになっていないか、ちょっと考えてしまいました。

 顔が半分隠れているというのは表情が読みにくく、相手方にとってはコミュニケーションがやりにくいものです。
 花粉症シーズンの終わりと共に、心も体も晴れやかな気分でマスクとさよならしたいと思いました。

by 松浦

木曜日, 5月 05, 2011

よろしくお願いいたします

 4月から入所することになりました石原めぐみです。

 私は昨年の11月に公認会計士試験に合格し、石田会計に入所することになりました。

 受験勉強をしていた頃は、膨大な試験範囲をいかに効率的に勉強するかということを
常に意識していましたが、最後まで課題でもありました。私は全てにおいて全力で取り組みたいと
思ってしまうところがあるのですが、限られた時間の中でそれを行うには無理がありました。
受験勉強を通して、最大の効果を生み出すためには、全てにおいて全力で取り組むことではなく、
自分の中で優先順位を見極め、メリハリをつけて取り組むことであるということを学びました。

 これは仕事に対しても大切なことではないかと感じています。お客様が求めているものを見極め、
提供するために時間をどう使うかが大切になってくると思います。まだ、入所したばかりですが、
常に意識し取り組んでいくことで、お客様に満足いただけるよう、精一杯頑張りたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

by石原

水曜日, 4月 27, 2011

効率をあげて気持ちにゆとりを

先日、雑誌の特集で『時間の使い方』に関する記事を読みました。
その中のひとつに、「忙しくて時間が足りないとき、たいていの人はどうにかして時間を作り出そうとしますが、1日が24時間から48時間に増えることはないので、効率をあげることが最良の方法だ。」とありました。

 効率をあげることが良いということは分かっていても、いざ何をしたらいいのかと考えていたのですが・・・

 最近、自分の活動時間を30分繰り上げてみることにしました。夜、30分寝るのを早める代わりに、朝を30分早く起きるのです。これなら睡眠時間は変わりません。ただ、夜の活動時間が減ったので、今まで夜にしていたことを朝の時間帯にしています。朝は、家を出るまでの時間が限られているので、てきぱきと行動できるようで作業がスムーズに進みます。また夜は、時間が空いてゆっくりできるようになりました。同じ時間の範囲内で、同じことをしているのに、ゆとりの時間が増えたのです。これって効率があがったのかも!と自己満足しています。

 また、ネットスーパーも時々利用するようになりました。重い荷物も玄関先まで届けてくれるし、何より出かける時間と手間が省けるので大変重宝しています。お店によっては店頭より少し値段が高い場合もあり、贅沢かなと感じることもありますが、配達料金だと思えば納得のいく値段です。荷物が届くまでに・・・と、やる気も出て仕事がはかどります。

 体力勝負で片付けるよりも、ひと工夫して気持ちよく片付けるほうが、精神的にも良さそうです。そして、これがまた次の行動への効率化につながるのかもしれないと感じています。

by 板谷

火曜日, 4月 19, 2011

「ちきゅうのためにできる10のこと」

 2年ほど前に世界19カ国で同時刊行された、イギリス生まれのグローバルなエコ育絵本の題名です。
表紙から工夫され、親しみやすいイラストに切り抜きの仕掛けがあり、文字の配置などもユニークでページをめくるのが楽しみです。
内容は、
「しょくぶつはけんこうによい、きれいな空気をつくってくれるよ」
「はみがきのときにすいどうをとめるとコップ18はい分の水をせつやくできるよ」
「ごみをかたづければ、ちきゅうはせいけつであんぜんになるよ」
「電気をこまめに消したり、小さなワットにかえると、大切なエネルギーや電力の節約になるよ」
など身近に、簡単にできることがやさしく書かれています。

 本の最後は「ちきゅうがだいすきだから」と締めくくられ、ほのぼのとしたやさしい気持ちになれ、心にしみる本でした。

 私自身も、詰め替え商品の購入やリサイクルなど自分なりにエコを心がけていますが、改めて考えると、エコ=節約ととらえていた自分の認識が小さく感じられました。

 これからはエコを節約と捉えるのではなく、地球への「愛情」と認識を変え、何事にも「愛情」をもち生活していきたいと思います。

by 古橋

水曜日, 4月 06, 2011

震災を機に改善点を見つける

 ニュージーランドに続き日本国内でも地震が相次ぎ不安な日々を送っています。

 ニュージーランド政府の会見を見ていて気づいたのは、記者会見の場に手話通訳者の方もいたことです。
この時に初めてニュージーランドでは「ニュージーランド手話」が公用語として認められていることを知りました。

 進んでいるなと感心していた矢先に日本国内で震災が起きました。
日本でも、今回の地震での会見で手話通訳の方が時々は映っていらっしゃいますが、きっとこういった非常時は障がいのある方は他の方よりも情報が少なく不安な気持ちでお過ごしだろうなと思うとますます心が痛みます。
計画停電の報道も「エリアの詳細は東京電力のHPをご覧下さい」とテレビでアナウンサーが伝えるたびに、インターネットを使えない方はどうするのだろう、目が見えない人は音声だけで今の状況をどう捕らえているのだろうと様々な事を考えてしまいます。
私の兄弟もハンディキャップがあるので、災害時の対応は日ごろから不安要素であり、またこのような思いを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。

 これを機に「情報弱者」といった人たちがなるべく生まれないような対応策を考えてもらいたいと願うと同時に、災害に備えて、食料の他にも情報や連絡の手段も考えておかなければと痛感いたしました。

by 加藤

月曜日, 4月 04, 2011

「善意を最大限に活かすために」

 名古屋駅や栄駅周辺には献血ルームがありますが、よく、「血液が不足していますのでご協力を」と呼びかけているスタッフを見かけます。
 先日の東日本大震災の被害状況を見聞きするにつけ、献血をしたほうがいいのではないかと多くの方が思われるのではないかと思います。実際、すでに普段よりかなり多くの人が献血ルームに殺到しているというニュースを聞きました。

 献血が災害時に役立つことは周知の事実です。ただし、献血によって製造される血液製剤の種類によっては使用期限が短いものがあること、また、一度献血をしたら次の献血のためには一定期間空けなければならないことから、赤十字のHPでは一時期に偏ることのない継続的な協力を呼びかけています。

 せっかくの善意の行為です。一刻も早く援助の手を差し伸べたいという気持ちはとても素晴らしいものだと思います。ただ、こういった非常時の献血では、状況により早く協力することがベストとは限らないようです。
 すぐ献血に行ったほうがいいのかな?と思い、ふと覗いた赤十字のHPでしたが、「現時点では安定的に供給を行えています」との記載が出ていたことで、もう少し様子をみてから協力しようと思いました。

 献血に限りませんが、善意を最大限に活かすため、行動を起こす前には情報収集を試みることが大事だなと感じました。
 被災地の方々の一日も早い状況の改善と復興を願っています。

by 松浦

木曜日, 3月 31, 2011

災害と税務上の救済措置

東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災された方々、ご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈りいたします。

災害にあわれた方には、税務上において、様々な救済措置が設けられていますので、ご紹介いたします。
復旧復興の一助にして頂ければと思います。

・各種申告・納付期限の延長
青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の方については、平成23年3月11日以後に到来する申告等の期限が、全ての税目について、自動的に延長されます。
また、上記以外の方も、災害が原因で申告等が困難な場合は、申請により延長が認められる可能性がありますので、所轄税務署にご相談下さい。

・被害がある場合の所得控除・税額軽減等
災害によって、住宅や家財などに損害を受けたときは、雑損控除と災害減免法による税金の軽減免除のどちらか有利な方法を適用可能です。

・消費税の届出書
課税事業者や簡易課税制度の選択に関する届出書について、特例が認められています。

これら以外にも、様々な救済制度が設けられていますので、所轄税務署にお問合せ頂ければと思います。

また、震災に対し寄付をされている方も多いと思います。
これについては、災害に対する義援金等で、国や地方公共団体に支払ったもの、また最終的にそれらに拠出されることが明らかなものは、個人では2,000円を超える金額(ただし、上限あり)について寄付金控除が、法人では全額が損金にできます。
特に、寄付金控除を受けられる方は、平成23年の確定申告で領収書等が必要となりますので、大切に保管してください。

上記内容は流動的な部分もありますので、最新の情報は国税庁のホームページをご確認頂ければと思います。

by 加古宗利

火曜日, 3月 22, 2011

会計情報を公開して業績アップ(実践編)

前回、会計情報を公開することによるプラスの効果を私自身の経験から説明させていただきました。この効果は、会計事務所に限ったことではなく、ほとんどの会社で期待できるものだと感じています。
そこで、今回は実践する上でのポイントについて書いてみたいと思います。

情報公開する際のポイントは以下の4つです。
①公開内容を選定する
損益計算書の大枠を公開することからスタートすると良いと思います。
無理に個別の役員報酬額などをオープンにする必要はないと思いますが、少なくとも売上高、粗利益(率)、人件費合計とその他費用合計、経常利益が分からないと全体像を把握しにくいと思います。
②情報を理解するための研修を行う
せっかく公開してもそれを正しく理解できないのであれば、意味がないどころか逆効果になる可能性もあります。
簡単な仕組み(どうすれば利益が増えるか)について理解できるよう研修をするべきだと思います。
(石田会計も研修のお役に立てれば幸いです。)
③権限委譲をすすめる
経営感覚を持ってもらうためには、従業員の裁量を増やして、自ら判断・行動した結果を直接受け止められるようにします。これにより、責任感と達成感を感じることができます。
④成功報酬でやる気を喚起する
目標が達成できたら、あらかじめ決めた方法で賞与等で還元すると、モチベーションが高まると思います。また、なるべく多くの従業員に還元できる方法が良いと思います。

会計情報を公開することは、リスクやプライバシーの問題を伴う部分があり抵抗もあるかと思います。
しかし、会社の置かれている状況を知らないでいると、従業員の誤解や無責任、無関心を生みます。
例えば、経営者が「会社は赤字だから給与は上げられない」といくら説明しても、会社の収益構造を知らない人において、「赤字なのは経営陣の責任だ」とか「役員が給料をもらいすぎなんだ」といった誤解を招きかねません。
また、従業員が会計情報を正しく理解し、従業員一人ひとりが経営に関心を持つことができれば、経営者では気づきにくい無駄をなくすことができたり、現場からの改善提案の増加が期待できると思います。

思い返してみると、業績の良い会社ほど情報公開度が高い印象が強いので、そこには大きな関連性があるのではないかと思っています。
従業員と「Win-Win」の関係を築けるように、まずは損益計算書の大枠から公開してみてはいかがでしょうか。

by 加古宗利

金曜日, 3月 18, 2011

お客様のお言葉

 『私事ですが、3月に結婚することになりました。』と最近お伺いしたお客様にご報告させていただきました。
 『おめでとうございます』というお祝いの言葉をいただいたと同時に『まだ辞めませんよね?』と質問されました。『引き続き、頑張ります。』と答えたところ、『そう、それなら良かった。』という言葉をいただきました。

 私たちの仕事は、試算表や決算書、申告書などを作成する仕事です。主に数字を扱う仕事ですが、その数字の中身はお客様が一生懸命働いた証の蓄積であり、とても責任の重い仕事だと思っています。
 そのため、楽しい話ばかりではなく、時には言いにくいことや聞きにくい話しもしなければなりません。そんな時は言い方に気をつけたりして、誤解を招かないよう配慮することも重要な仕事です。

 訪問させていただいたり、電話やメールでのやり取りをする中で、業務的なお話以外にも、昔のことや近況のことなどプライベートな話を聞かせていただくことが、私にとってはとても楽しい時間となっていました。 しかし、お客さまにとってはどうなのだろうか?というのが常々頭にあることでした。

 今回の結婚の報告をさせていただいた時に、お客様にとっては何の気もない会話だったかもしれませんし、気を使って言って下さった方もいらっしゃるかもしれません。
 しかし、私にとっては、お客様が私を必要として下さっていると思えたので、大袈裟かもしれませんが、この仕事をしていて本当に良かったと思えるぐらい嬉しいお言葉でした。
 些細な言葉が、相手にとって大きな影響力を与えることもあるのだと、今回身を持って感じることができました。

by 村上

火曜日, 3月 15, 2011

ユニバーサルデザイン

 デパート等のお手洗いに入った際、水を流すレバーがどこにあるか分からず困った経験をお持ちの方は少なくないと思います。
最近のトイレは多機能になったこともあり、水を流すだけでもレバー式、ボタン式、自動水洗だったりと、一見しただけではどこに何があるのか迷ってしまいます。
困っていらっしゃる方に声をかけられ尋ねられた事も、一度や二度ではありません。
こういったデザインは統一すべきではないのかと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
私でも右往左往するので、きっと外国の方が使う時はさらに分かりにくいと思うのですが。

 他にも統一したらもっと使いやすくなるのにと感じるものは生活の中に溢れています。
エレベーターの開閉ボタンのデザイン、銀行のATMの操作方法等々。
デザインの問題だけではなく手順が店によってバラバラで困ることがあります。
最近増えてきたセルフのガソリンスタンドも料金の精算方法が、最初に入金するもの、レシートをもって店内で払うもの、形態が様々なところが利用しづらい点のひとつでもあります。

 最近は水道の蛇口のレバーがJIS規格化で下げ止め式に統一されつつありますが、こういった動きがどんどん広がってもらえると、誰にとっても使いやすく、誤操作による事故も減り一石二鳥だと思います。

by 加藤

火曜日, 3月 08, 2011

「江戸しぐさ」

 電車などで、カバンや肩がぶつかりムッとしてしまうことはないでしょうか?
 そんな時、ムッとしてしまう自分自身にも、また相手にも残念な気持ちになることがあったのですが、最近“江戸しぐさ”という言葉があることを知り少し考え方が変わりました。

 おそらくそれと意識しないでやっていらっしゃる方もいるかと思いますが、“江戸しぐさ”と言われる行動の一部をご紹介したいと思います。
・傘かしげ・・・雨の日に道ですれ違うとき、傘を倒して相手に雨のしずくが当たらないように配慮する様
・肩引き・・・道で人とすれ違うときぶつからないよう少し肩を引いて譲り合うこと
・うかつあやまり・・・たとえば相手に自分の足が踏まれたときに、「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと

 全国から集まった人たちが、けっして広くない江戸の町で密集して生活していく上で、トラブルを起こさず円満に過ごせるように考え出された共生の知恵が、上記のような江戸しぐさだそうです。
 現代にそのまま適用できるマナーであり心構えだと思います。

 そもそもトラブルが起きない様配慮して行動することが大事であり、もしぶつかってしまったとしたら、“うかつあやまり”のようにどちらが悪いともなく「すみません」の言葉がでてくれば、双方すっきりした気持ちになれるように思います。自分が少し譲ることによってwin-winの結果になる、というのが江戸しぐさの目指したところなのかもしれません。
 見知らぬ人でも同じ地域で生活するもの同士、気持ちよく過ごせるよう江戸しぐさのようなマナーと心“粋”を習慣にしたいと思いました。

by 松浦

木曜日, 3月 03, 2011

「プチDIY」

 自宅は掃除などのしやすさから全室フローリングで、すぐに干したり、洗えるラグマットを敷いています。
 今回、わけあって一室だけカーペットを敷くことにしました。
 
 お手入れのしやすさ、毛足の短いもの、汚れがつきにくいものなど色々希望を考え、洗えるタイルカーペットにしました。
 見た目はオフィスの床材と同じようなものです。50センチ四方のパネルのような絨毯マットで、汚れたらそのパネルだけ洗うことができ、余分にスペアも買ったのでお手入れ中はスペアをはめておけばいいのです。
 一色だと、色あせなどでスペアが目立ってしまうと嫌なので、3色カラーを選びました。
 配置や模様など色々考えて、下書きした通りに床に並べてみるといい感じになりました♪
 
 作業を始めてみると、カーペットをまっすぐにカットするのだけでも、思っていた以上に大変さを実感し、急遽、カーペットのカットを最小限にするデザインに変更しました。
 作業が終わるころにカットのコツがつかめ上手になりましたが、最初の下手なカットをやり直す気力がなく、目立たないところに隠しました(笑)
 部分的に反省点もありますが、終わってみると、カーペットを敷くと決めてからの1ヶ月余りの道のりを思い出し、かなり達成感がありました。

 最近事務所でも所長の石田が休日に給湯室の棚を作ってくれたので、とても便利になりました。
石田は、ホームページにも載っていますが、日曜大工で倉庫を作ったり、エクステリアをしたりと本格的ですごいのですが、私も今回の作業で、DIYの大変さと共に「意外に好きなのかもDIY・・・」と新たな自分を発見(?)することができました。
 
 今まで、大変そうだし、忙しいから・・・と何となく避けてきた「DIY」ですが、今後は選択肢の一つとしていきたいと思います。
by古橋

金曜日, 2月 25, 2011

トレンドカラー

「トレンドカラー」という言葉をご存知ですか。

文字通り、流行色のことなのですが、将来のライフスタイルやその時々の自動車の流行・景気の動向など様々な方向から検討・予測し決められるそうです。なんと今年のトレンドカラーは2年も前から決まっているようです。

洋服の販売員をしている友人の話では、「トレンドカラーを聞いて、将来の景気や流行するであろう洋服が分かる。」とのことです。職業柄仕方のないことですが、2・3年先のことが分かってしまうのはつまらなくもあり、寂しいそうです。また、これがぴたっと当たるのがすごいと言っていました。色にはそれぞれの持つイメージがあるので、こんな感じの年になるのかなと想像できてしまうようです。ただ、流行というのは作り出すこともできるので、先行して発表されるトレンドカラーに周囲が染められてしまうのかもしれないとの考え方もあるそうです。

色彩が人の心理状態に与える影響は想像以上に大きいので、明るい流行を作り出してもらえれば、もしかしたら・・・などと安易な考えが浮かんでしまいます。わたし自身も少し真似をさせてもらって、まずは身近なところから、自分自身でのトレンドカラーを発信し、流行を作り出していけたらと思います。明るいカラーで気持ちをコントロールして、前向きな行動ができるよう心掛けたいと思います。

by 板谷

火曜日, 2月 22, 2011

「経済効果」

完成すると日本一の建物、世界一の電波塔(旧国名の武蔵(ムサシ)にちなんで634m)といわれる「東京スカイツリー」ですが、メディアでの紹介が増え、建設現場も観光人気が高いようです。

スカイツリー経済効果の試算は年々上昇し、最近では年間800億以上といわれています。
開業一年では、ツリーだけで550万人、スカイツリータウン(周辺商業施設の名称で開発エリアの37,000㎡)集客は2~3000万人見込んでいるそうです。

数字にピンとこないので、どれほどのものなのか比較になりそうな統計を調べてみました。
東京タワーの年間入場者は270万人なので約2倍の想定、2~3000万人というとディズニーリゾートの年間入場者レベルです。
ちなみに名古屋市の人口は225万、東山動植物園の年間入場者数も230万なので、市民全員が動植物園に年一回足を運んでいる計算になります。

イメージのわく統計と比較しても、かなり強気な(?)予想が立てられているのに驚きましたが、明るい話題に嬉しくなります。
私も完成を楽しみにしている一人で、開業してから行く予定でしたが、テレビの特集をみて、今しか見られない建設中現場も見に行きたくなりました。

オリンピックやワールドカップなど、大きなイベントの誘致や、野球球団の優勝などでよく耳にする「経済効果」ですが、改めて意味を調べてみました。
「モノやサービスを提供した結果、どれほどお金が動いたか、影響する範囲の金額をあらわしたもの」というあいまいな定義でした。
企業が行動を起こすときの目標として掲げられることが多いのですが、硬い言葉の印象を受ける割に、◎◎総合研究所などシンクタンクにより数字がまちまちですし、金額が大きいのでピンとこないですよね。
景気、季節など不可抗力な要素を加味するので数字の変動は避けられませんが、集客努力が大きなポイントです。旅行会社ではスカイツリー観光を盛り込んだ温泉ツアーなど外国人向けの商戦が始まっているそうです。

スカイツリーは経済効果予想通り、勝ち組観光スポットとなるよう、足を運んで盛り上げていきたいですね。

by古橋

金曜日, 2月 18, 2011

会計情報を公開して業績アップ

御社では、決算書等の会計情報を従業員にどれくらい公開していますか。
上場企業では会計情報は一般に公開されるため、従業員が会社の状況を把握することは容易です。
しかし中小企業において、経営者以外の従業員が把握しているケースは多くないと感じています。
会計情報を共有した上で、全員参加型で経営をしていく手法をオープンブックマネジメントといいますが、そのプラスの効果を私の経験からご紹介したいと思います。

石田会計では事務所の会計情報のうち、大部分がオープンにされています。
そこには、「スタッフが経営感覚を持って行動するように」という意図が所長の石田にあるからです。
事務所内ではリアルタイムに売上や経費のデータを把握できるため、職業柄か、収益力を高めるためにはどうしたらよいかを考えるようになりました。
他のスタッフを含め、「事務所が効率よく仕事をするためにはどうしたらよいか」を考える風土があります。
実際に、スタッフから頻繁に改善提案がされ、良い提案はすぐ採用してもらえる環境でもあるため、不必要なストレスを感じなくなりました。
(以前は、現場の意見が聞いてもらえず、我慢していたことがありました。)
採用された改善提案については、基本的に任せてもらえるため、責任感とともに達成感を得ることができます。
また、収益力向上によるスタッフへの還元方法も決められているため、そのモチベーションもかなりのものです。

私は、石田会計以外の会計事務所を複数経験しておりますが、こんなに会計情報を知ることができる職場はありませんでした。
また、スタッフの満足度がこれほど高い職場は初めてですが、最近になって、情報公開度の高さがその一因ではないかと感じています。
従業員全員で知恵を出し合えることは、想像以上に会社経営に大きなプラスになると考えています。
次回は、その具体的手法について書いてみたいと思います。

by 加古宗利